'57.11.5 毎日新聞が報じる「県下ハムの活躍ぶり」

 1957年(昭和32年)11月5日付けの毎日新聞が、全8段の大きなスペースを使って「県下ハムの活躍ぶり」を特集。阪神クラブも「県下で最も活躍しているクラブ」として紹介されている。

 「・・・阪神クラブは神戸東灘区本山町小路竹乃前、会社員、魚谷一喜さん(37)=局名JA3AS=を会長として総員五十余名、県下で最も活躍しているクラブだ。毎月第三土曜に西宮公会堂で例会を開き連絡をはかるほか二月に一回会報を出して各局の動き、技術面のデータなどを交換している。若い人が圧倒的に多くそれも学生が半数で張り切っている。ベテランも多く魚谷さんは戦前派の一級、機械設備の研究に力を入れ、同区御影町郡家千本田、会社員、岡谷重雄さん(38)=局名JA3BB=は昨年世界六大州のハムとの交信を二十九分でやってのけみごと日本記録を樹立したほかわが国九番目のDXCC(百カ国以上との交信証)同三番目のWAC(六大州との交信証)を得たがDXCCを持っているのは長田区長楽町五、浜田誠己さん(28)=局名JA3BP神戸クラブ=の二人きりといわれる。
 こんな活躍ぶりに力を得て同クラブでは阪神地区の四市以上にわたって十局と交信した人にクラブ賞を贈りいまでは九十七人がもらっている。・・・」
  (資料提供:JA3RN)